カメラの寿命

順番にフィルムカメラを使っていたら、キャノン Autoboy D5の裏蓋が開かなくなりました。
留め具の爪の折損です。

蓋の爪は2018年にも破損して、500円のジャンク品を買い、パーツを取り出して交換しました。
また部品取り用にジャンク品がないか、検索しました。
ヒットするものは数千円から2万円もします。中古フィルムカメラが値上がりしていました。
使用履歴に関わらず、年数的に爪が劣化していることは間違いありません。部品取りにはもったいない値段です。
寿命と思って諦めて、分解しました。

水深5mの防水カメラでしたが、水分は侵入していて基盤に腐食がありました。

D5にはパノラマモードが付いています。一時期、流行った機能です。
パノラマといっても、コマの上下を遮ってフィルムを細長く使って細長いプリントをするだけで、本当に広い範囲が写る訳ではありません。
パノラマモードにすると、ファインダーの中に撮影範囲を示す透過板がパタンと立ち上がります。
一部には「宇宙戦艦ヤマトの波動砲のターゲットスコープオープンのようだ」とウケた機能です。
ファインダーも分解して、ターゲットスコープ単体で遊びました。

蓋の爪の一部を取ったジャンク品も作動するようなので、非防水カメラとして使ってみようと思います。
他にも何台かフィルムカメラがあります。どれも動作確認からです。いきなり大事な写真には使えません。

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