公務員も休日出勤

 今日は日曜日でした。
 とある講演会に向かって自転車を漕いでいると、当分ご無沙汰していた大学の先輩にばったりと出会いました。
 近況を報告しあうと公務員になっていました。役所のそばだったので「今日も仕事ですか」と聞くとその通りでした。「公務員はいつも定時に帰って、土日はゆっくり休んでいると思っている人が多いですよね」などと話になりました。

 実際には市役所も県庁も遅くまで明かりがついています。家族に公務員がいる人からも「いつも遅い」という話をよく聞きます。
 もちろん中小企業に比べたら待遇で恵まれていることは多いでしょう。しかし公務員をバッシングしても民間で働く人の条件があがる訳ではありません。反対に「公務員でさえ大変なのだから、うちはこれくらいが精一杯だ」と労働条件の切り下げに利用されるでしょう。
 本当にうまい汁を吸っているのは誰かを明らかにしないと、庶民同士の足の引っ張り合いになります。

とある講演会とは中南米の情勢についてでした。
 アメリカの干渉と支配を受けていた中南米に、自国民のための自主独立の政治の流れが強まっている、との内容でした。
 親米か反米かの二分法では世界を見ることができなくなっています。それなのに自民・公明・民主は依然として日米安保が基軸、といって憚りません。憲法改悪もアメリカのためです。
 彼らに自主憲法制定を言う資格はありません。

この記事へのコメント

芝宮忠美
2007年05月14日 10:41
私の友人(公務員)4年前定年退職も今は後輩は大変ですね!と言っておりました。
tamara
2007年05月14日 16:24
こんにちは。

>彼らに自主憲法制定を言う資格はありません。

本当にその通りだと思います。こんなに馬鹿馬鹿しい政府が私たちの代表だと言うことが、情けないです。
そう感じてる人も多いと思いますが、選挙で結果が出ませね。既成政党への失望感が大きいためでしょうか。
林じゅん
2007年05月16日 09:25
芝宮忠美さんへ
 現役公務員はものを言いにくい雰囲気があるので、現場を知っている引退した人の方が意見をいいやすいかもしれませんね。

tamaraさんへ
 参院選というとタレント候補が相変わらず出てくるようです。そんなことに惑わされず、どんな政治を目指すかで選んでもらえるように頑張ります。
ichiro saeki
2007年05月16日 18:16
まったくおっしゃるとおりだと思います。
庶民同士いがみあう間は、日米の財界は安心してみていられますし、それこそ彼らがねらっていることです。

南米のベネズエラ革命は、財界と巨大マスコミの虚偽を打ち破りつつ前進していると聞きます。

がんばってもなかなか報われないことが多い昨今ですが、世界に目を向けると、いろんな希望の光が見えて、元気が沸いてきますね。

遅ればせながら、当選おめでとうございました。
東京から、応援しています。
林じゅん
2007年05月17日 23:41
ichiro saekiさん
 東京から、ありがとうございます。

 NHKスペシャルで岡山市の行財政改革のことが放映されました。ちょっと違うぞ、と思う場面もありました。
 命と暮らしを守りながら財政破綻にストップをかけるために頑張ります。
2007年05月26日 06:57
中南米、といえば、
コスタリカの首都・サンホセと、岡山市が「姉妹都市」だったの、ご存知でした?

 コスタリカから見習うことも多いです。

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